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〒405-0023 山梨県山梨市下栗原1456
基礎施工図面を元に、施工に必要な材料と数量を算出します。コンクリート型枠には金属製と合板製があります。私共では合板製のパネコートと呼ばれる板を使用しています。
合板を使用する理由としては、
1.自由に切断出来るので、間取りが変則的な寸法でも現場対応が容易。
2.法面(斜面)等で敷地の高低差が大きい場合でも
1.8mまでなら1枚で施工が可能
3.軽量なので運搬が容易
という点から使用しています。
遣り方について(やりかた)
捨てコンに記すラインが原寸図となるのですが、相手が地面なので直線及び直角を形づくるために基準が必要となります。その基準を記すための杭と貫(水平材)の総称を遣り方と呼びます。
捨てコンについて
原寸図を記すためのコンクリートです。写真@の型枠押さえ材は原寸図に添ってコンクリートネイルで捨てコンに固定したものです。表面を水平かつ平滑に仕上げると型枠施工時の作業性が向上します。私共では、捨てコン施工も型枠を作成した上でコンクリートを流し込みます。
鉄筋施工について
D13鉄筋をすべての部位において200mmピッチを基準に施工しています。コンクリートのかぶり厚確保のためスラブ面にはスペーサーブロック、立ち上がり面にはドーナツを配置し、コンクリートと鉄筋が良好な状態で凝結できるように施工しています。またアンカーボルト類の正確な位置確保のため、アンカーセット金物による固定をした後コンクリートを打設しています。
コンクリートの一体打ちについて
私共ではスラブコンクリートと立ち上がりコンクリートの一体打ちを標準仕様としております。
D写真にある円形コンクリートを内部型枠施工前に設置し、型枠の下部に150mmのスラブコンクリート厚分のスペースを設け1回の打設で基礎コンクリートを打ち上げています。
基礎天端部分の仕上げは、流動性の高いレベルコンクリートにより微調整をして水平面を確定します。
−−−−−使用材料の種類・数量−−−−−−
製品材料
防湿シート(0.1mm) =47.8u
D13使用量 =総延長1,050m(約1t)
生コンクリート =13.5m3(約34t)
ホールアンカー・アンカーボルト= 34本
合計34万円
施工材料
型枠材12mmパネコート =48.72u
型枠固定材(断面30mm×40mm) =296m
型枠固定金具類 =約500カ所
スペーサー・ドーナツ = 約60カ所
(鉄筋のコンクリートかぶり調整材写真AB)
合計10万円
使用建材合計 44万円
施工資材
支保工単管パイプ =265m
支持杭 = 16本
クランプ(単管固定具) = 32個
施工費
遣り方・捨てコン施工費 =5万円
鉄筋施工費1,050m =16万円
型枠施工費(バラシ片付け含む) =26万円
支保工 =10万円
コンクリート打設費 = 8万円
施工費合計84万円
施工期間 約3週間
工事費合計128万円
−−−−土台パッキンとプラ束(床下工事)−−−−
土台パッキン
基礎内部換気のための部材、全周換気が可能になり基礎部に換気用開口の必要無くなるため、コンクリートにかき込みを入れずに施工できる。
プラ束
伸縮する樹脂製束、高さの微調整が可能
土台パッキン L909mm =53本
プラ束 =33本
使用建材合計 9万円
土台パッキン・プラ束施工費 3万円
床下工事費合計 12万円