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株式会社夢空間研究所は建物の設計・施工を専門とする会社です。
夢空間研究所

電話でのお問い合わせは0553-23-4711

〒405-0023 山梨県山梨市下栗原1456


建築費の全体構成

1.建築価格の全体構成


実際の施工事例をもとに各作業工程ごとの詳細を、
国土交通省の
『日本住宅性能表示基準』の仕様等級を参照しながら
当社の家づくりについてご案内します。

※日本住宅性能表示基準について
住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)平成11年6月施行にともない、
住宅の客観的評価基準として定められた基準です。
下記10の項目にそれぞれ等級がつけられています。


1.構造の安定 2.火災時の安全 3.劣化軽減 4.維持管理への配慮 5.温熱環境
6.空気環境  7.光.視環境  8.音環境(共同住宅が評価対象)  9.高齢者等への配慮 
10.防犯



※住宅の品質確保の促進等に関する法律(日本住宅表示基準の元となる法律です。(略して品確法)
この法律の目的は、
住宅の性能に関する表示基準・評価制度を設け、住宅紛争の処理体制を整備し、
新築住宅の 請負契約・売買契約における瑕疵担保責任について特例を設けることにより、
住宅の品質確保の促進・住宅購入者等の利益の保護・住宅紛争の迅速・適正な解決を図る。
とされています。

国交省 品確法  http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000016.html













コンパクト住宅
上の円グラフは実際に私共で建築した 木造2階建て住宅の建築施工費を
躯体工事・外装工事・設備工事・内装工事と大きく4つに分類して
円グラフ化した物です。

グラフのもとになっている建物は 2010年3月竣工
木造2階建新築住宅 総施工費1698万円(消費税別途)
延床面積107.09m2(32.33坪)
です。


一般的な建築計画の流れは、まず間取り等の要望から平面図を作成し、
承認を頂いたところで各種図面を作成し、図面を元に建築価格を算出するという、
『器を決めてから中身を決める』という手法です。

全体価格の円グラフを見ると、躯体工事と外装工事で約60%の価格構成となります。
建物において、この2つの工種が非常に比重の高いものであることは、グラフ化しなくても、
眼に見えて分かることです。

実際、右上の完成写真も画像として見える部分は、建築価格の60%にあたる工事の結果のみです。

残り40%の建築費に当たる工事内容はどう位置づけられるのでしょうか?

実際のところ、この40%に当たる工事範囲が、直接使いやすさや快適性に大きく関わってくる
部分ですが、この部分は単独で成り立ちません。家の中に入っているものですからね。

全体予算の範囲内でこの40%分をどのように充実させるか
ということが建築計画における大命題のように思われます。

予算について決断するのはお施主さん自身ですから、合理的に判断しやすい提案をすることが、
私共の仕事と考えています。

100人のお施主さんには100通りの建築計画のプロセスが必要です。

各工程の構造・価格とポイントについて詳細に説明することが、これから家を建てるお施主さんに
有益な情報となるのでは・・・と考え、選択肢の範囲なども含め、コンテンツを作成します。