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株式会社夢空間研究所は建物の設計・施工を専門とする会社です。
夢空間研究所

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増改築工事増改築施工例夢空間研究所


残しておくところ・新しくするところ・補修がきく物・取り替える物・・・
現状をしっかり確認するところから始めましょう。

タイル貼り浴室をユニットバスへ改装

タイル貼り浴槽をユニットバスに替える工事は水廻り改装工事のなかでも、施工依頼の多い工事です。
1990年代中頃から防水性の高いユニットバスが主流となっていますが、
それ以前の住宅は、 ほとんどタイル貼りの浴室が主流でした。

防水対策をしっかりと施せば、現場タイル貼り浴室でも支障ないのですが、
(温泉の大型浴室にユニットバスはありませんからね) 工事の簡易性と高い防水性能という点では
ユニットバスに多くの利点が見られると思います。

依頼内容
築25年の専用住宅浴室の改装 風呂改装
改装のきっかけ・・・ 浴槽の水のぬけが悪くなったのをきっかけに改装を決断

改装前の浴室状況
壁・・・・・天井までのブロック積み壁の上20mmモルタル下地タイル貼り

天井・・・・バスリブ(プラスチックの天井材)  
床・・・・・土間コンクリートの上タイル貼り
浴槽・・・・据え置き型ホーロー浴槽

現状の確認
ユニットバスへの改装工事のポイントは
建物とユニットのクリアランスの確保です。

ユニットバス規格サイズがすっぽり収まれば簡単な工事なのですが、
大概の場合、 壁のタイル及び下地のモルタルがユニットにあたってしまったり、
既存浴室が少し広めだったりすると、長手方向に空間が出来てしまいます。

この施工例の場合、1.25坪サイズユニットバスを施工しましたが、 巾方向で−40mm、
長さ方向で+330mm規格サイズと合いませんでした。
ユニット図
ユニットバス施工のスペース確保

ユニットバスと既存壁・ユニット床下のクリアランスを確保するため、解体工事を行います。
この施工例の場合、図面上で短手方向が40mm足りないので壁を解体(はつり)します。

タイル厚さ約5mmモルタル下地約20mmでしたので両側の壁の解体が必要でした。

通常の場合、タイル貼り浴室の壁は、約1.2m位までをブロックで積み、
その上を木造のつくりにするのが一般的です。

土間収まり


浴室改装工事は脱衣室も同時に改装するケースが多いものです。脱衣床
その理由として写真の丸で囲んだ部分が腐っている場合が多く、
その結果、脱衣室床が沈んできたりしています。
壁解体

この施工例の場合、既存浴室ドア位置もユニットバスドア位置と
合わないため 一部壁も撤去しています。



ユニットバス組み立て下地工事
施工するユニットバスの仕様書に従い排水管の立ち上げ、
コンクリート床の施工(生コン打ち込み)をします。

この施工例の場合、窓とユニットバス壁との間が330mmあいているので、床下配管増設窓枠の下地施工が必要となりました。

330mmクリアランスがあるということは
既存浴室より330mm浴室が狭くなる訳ですが
既存引き違い窓が
330mmの奥行きのある出窓としてお使いいただけます。

※ユニットバスの給排水管の立ち上げは仕様書による立ち上げ位置に設置すると、
接続一カ所で浴槽側と洗い場側の接続ができるしくみになっています。



設備機器

ユニットバス
ユニットバス パナソニック電工
1.25坪サイズ 
定価1,350,000(メーカー組み立て費含む)
980,000
フルオートボイラー チョウフ
定価266,800(リモコンセット含む)
183,000
設備機器合計 1,163,000

この施工例の費用明細

解体工事(廃棄物処理含む) 200,000
コンクリート工事(土間床) 50,000
給排水管工事(ボイラー設置工事含む) 50,000
開口部廻り下地工事(構造木材含む) 50,000
電気工事 25,000
脱衣室内装工事(仕上げ材料含む) 100,000
施工費合計 475,000
材工供合計価格(消費税別途) 2,058,000


この施工例ではエアウォーターの1.25坪サイズの中でも上級グレードの物を施工しました。
ユニットバスのグレードはFRP一体成型の物が一番お安く、
1.25坪サイズでも60万円台のものもあります。