株式会社夢空間研究所は建物の設計・施工を専門とする会社です。
夢空間研究所

電話でのお問い合わせは0553-23-4711

〒405-0023 山梨県山梨市下栗原1456


地盤改良・調査 夢空間研究所


4.地盤工事の施工計画

地盤工事価格



掘削深さと改良地盤厚(砕石厚)が地盤調査の結果から決まったので、
地盤工事施工図面を作成し、施工計画を立てます。

床掘図

−−−−−−地盤工事施工数量−−−−−−−
掘削土量 
外周部      11.97u×0.55m(GLからの距離)
内部床部   47.8u×0.35m(GLからの距離)

総掘削量    23.31m3

必要砕石量
(外周11.97u+内部床47.8u)×0.3m(砕石厚)

砕石量     17.93m3

使用重機
バックホー(0.1m3タイプ)
油圧掘削乗用機械、0.1m3はバケットの容量。
ランマー 
エンジンを利用しての上下動衝撃によって
地盤を締め固める機械。



−−−地盤(改良)工事施工 −−−−

作業数量(重機及び手作業)
掘削量 23.31m3 砕石敷設量 17.93m3 転圧面積 59.77u  砕石運搬 17.93m3 残土敷地内処理
施工費19万円(重機レンタル費含む)施工期間4日

使用砕石量砕石21m3 6万円
設計数量は17.93m3でしたが、地面への食い込みや、場内搬入路敷設のため15%程使用量が増えました。

工事費合計 25万円 
   

地盤工事は改良深さが50cm程度であれば、躯体工事に占める割合は4%程度です。この施工例は良好な部類の敷地でした。
地盤調査の結果が2t/uの地耐力地層まで1mを超える敷地では、柱状改良等
の選択肢が出てきます。法改正による規制の強化や、地震による液状化対策等、
地盤に対する意識の高まりもあり、2000年 以降、金属やコンクリート杭だけ
では無くシート敷設による地盤対策や、砕石を柱状に打ち込む技術も事業化されています。建物の安定は建物そのものよりも、基礎の下に一番大きなウエイトがあります。


地業写真