本文へスキップ

株式会社夢空間研究所は建物の設計・施工を専門とする会社です。
夢空間研究所

電話でのお問い合わせは0553-23-4711

〒405-0023 山梨県山梨市下栗原1456


地盤改良・調査 夢空間研究所

5.鉄筋コンクリート基礎工事 計画


基礎コンクリート工事が適用される性能表示基準は躯体の劣化軽減を目的とした

『劣化対策等級1.2.3』
で, 数が大きいものがグレードが高くなります。

基礎コンクリート工事の性能表示基準等級2.3は内容が同じで,等級1は建築基準法に規定された最低限の内容です。その違いは

1.べた基礎(等級2.3仕様)であるかないか。
2.基礎立ち上がりが400mm以上(等級2.3仕様)かそれ以下か。

という2点です。私共の仕様はベタ基礎で立ち上がり400mm以上です。(等級2.3仕様)

性能表示基準−− 劣化対策等級の定義は下記リンクをご覧下さい。



−−−住宅瑕疵担保保険の申請と技術基準−−−−

平成21年10月より完全義務化された住宅瑕疵担保保険加入により、着工前に(建築確認申請と同時期)国交大臣指定保険会社対し、基礎構造図面を含む設計図書を提出し、保険加入手続きを行います。

指定保険会社は、基礎配筋完了時と構造躯体工事完了時(上棟後5〜15日位)の2回、検査に訪れます。また指定保険会社には基礎工事と躯体工事に対しての技術基準があり、それにに適合しているかどうかチェックします。
当然の事ながら、図面作成段階で技術基準をクリアしている必要があります。

※私共はJIO (株)日本住宅保証検査機構を届け出先として登録しています。                                                    

配筋図

右図は、JIOの技術基準に合わせ作成した基礎図面です。
JIOの配筋検査では図面との整合性と同時に、鉄筋相互の接合部分の処理を確認します。 図中のD13とは異形棒鋼筋13mm(節くれ立った鉄筋の棒)の事です。

余談ではありますが、鉄筋コンクリート用の鉄筋で異形棒では無いものを見ることが出来るのは、風化しかかったブロック塀の解体作業の時くらいです。
図面が見づらいので断面部拡大図のリンクをつくりました。

−−−当社ベタ基礎仕様−−−−
防湿シート0.1mm
設置の目的
1.地盤砕石層からの湿気の流入をを防ぐため。
2.コンクリート打設時の流動性を高め、施工性の向上を図るため。

捨てコンクリート
設置の目的
1.現場にて正確な原寸図を記すため
2.底部を極力水平にして、基礎型枠施工時の作業性を向上させるため。

使用鉄筋=すべてD13(JIO仕様による)スラブ厚(床コンクリート厚)=150mm(JIO仕様による) 

立ち上がり基礎幅=150mm

コンクリート打設方法(流し込み方法)=ポンプ車によるスラブ面・立ち上がり部一体打ち込み
一体打ち込みの目的
1.基礎コンクリートの一体化により打ちつなぎ面を無くし、防水性を高める。
2.スラブ・立ちを分けて施工しないことによる省力化

基礎上端の処理=レベルコンクリート流入(コンクリート打設後上端のレベル調整のため)  

ホールダウン専用アンカーボルト及びアンカーボルト=N値計算による。

※N値計算=柱の柱頭・柱脚の接合金物選定のための計算式、構造木材と密接なので構造木材編で。