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株式会社夢空間研究所は建物の設計・施工を専門とする会社です。
夢空間研究所

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地盤改良・調査 夢空間研究所

3.地盤調査と基礎考察


土地をあらたに購入し建物を建築する場合、果たして地面は大丈夫なのか?と不安にかられたりするものです。近所にも家が建っているから平気だね・・・という自分にとって都合のいい好材料だけで、判断したくなるのはお施主さんも建築屋さんも同じですが・・・・多くの皆さんは年に1度位は健康診断や人間ドックに行かれていると思われます。一生のうちには60〜70回は受けられるのではないでしょうか?

敷地の健康診断ともいうべき地盤調査は建築前の1回だけです。


地盤調査は実質的には、任意ではありません。
『特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律 平成19年5月30日法律第66号』 という法律が品確法の派生法としてあり、平成21年10月以降に引き渡される住宅は
『住宅瑕疵担保責任保険』加入の義務付けが定められていて、指定保険会社の保険加入要件に地盤調査があるからです。

なにごとにおいても、見えなかったり、分からない物に不安を感じるのが人情というもので、法律の規制があるからということでは無く、合理的に建築作業を進める上においても地盤調査は必要不可欠です。

−−−地盤調査−−−−
建築予定地に地縄を張り、建物の角4点と中心部を測点として調査します。私共では表面波探査法により地盤情報を求め、地盤工事及び基礎構造の仕様を決定しています。表面波探査法は起震器で振動を起こし、表面波の伝わる“速さ”を計測し地盤の状態を解析するといった調査方法です。敷地版の非破壊検査です。
表面波探査法についてはビイック株式会社のウェブサイトを参照下さい。http://www.vic-ltd.co.jp/

地縄この建物の、地盤調査会社より提出された調査結果は
以下の通りです。

※実際の報告書はリンクの2ページ以外に地層区分断面図や層別沈下量計算・土質・計算根拠など10数ページのレポートです。


−−−地盤(改良)工事計画−−−−
木造2階建て住宅の地耐力は2t/uを超える事とされています。=国交省告示第1347号(h12.5.23)


支持力計算結果から基準を満たさない地層は、
測点3付近ー地耐力1.9t/u地層・・・地表より77cm下まで。
測点2付近ー地耐力1.9t/u地層・・・地表より56cm下まで。
測点4付近ー地耐力1.4t/u地層・・・地表より26cm下まで。

測点1・5付近は地表面でも3.4t/u・6.8t/uということがわかります。
また測点3付近は一番データが悪いのですが、77cmより深いところは9.7t/uと結構な地耐力です。

地盤改良
基礎考察書から
外周廻りGL-250mm・砕石厚さ300mmという
考察結果により床掘作業計画を立てます。

250mm+300mm=550mmを基礎外周部の床掘り深さと決定し、施工予定 基礎断面と合わせると右図のような形状となります。




※図中GLとはグランドラインの略 地表面の事