新築工事目次
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基礎工事計画
基礎工事施工
木造軸組計画
木造軸組施工
上棟時までの費用
屋根工事計画
屋根工事施工
外部建具工事
外壁工事計画
外壁工事施工
断熱工事計画その1
断熱工事計画その2
断熱工事計画その3
断熱工事施工その1
断熱工事施工その2
断熱工事施工その3
以下はこれから・・・
給排水工事計画
給排水工事施工
電気工事計画
電気工事施工
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内装工事
外構工事
雑工事
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断熱工事計画その3
国土交通省では断熱性能に関して、等級4から等級1までの性能の規定を設けています。
(住宅品質確保促進法)
断熱材の性能は地域によって異なります。

地域W(山梨・東京)で等級3(エネルギーの一定程度の削減のための対策)と、
等級4(エネルギーの大きな削減のための対策)で各断熱材の価格を比べてみます。

  ちなみに
  等級2=エネルギーの小さな削減のための対策。   
  等級1=その他 と規定されています。
断熱材の必要厚さ
等級3の場合
ランクA-2
マグシルバー
ランクB 
サニーライト
ランクF
ネオマフォーム
屋根部分 100mm 90mm 40mm
壁部分 60mm 50mm 25mm
床部分 60mm 50mm 20mm
工法  
柱間充填断熱
等級4の場合
ランクA-2
マグシルバー
ランクB 
サニーライト
ランクF
ネオマフォーム
屋根部分 230mm 210mm 95mm
壁部分 110mm 100mm 45mm
床部分 110mm 100mm 45mm
工法  
柱間充填断熱
※グラスウールには高性能タイプ16K 24Kタイプ等があり(ランクC)、  
ランクA-2タイプで230mm厚が必要な場合でも、
ランクCグラスウールなら155mmでクリアできます。
どの断熱材を使うにしても
必要な数量を図面より算出します。
各断熱施工部分の面積
屋根断熱部分の合計 75u
壁面部分の合計 240u
床断熱部分の合計 68u
断熱合計面積 383u
上記の面積に等級3、等級4をクリアするために必要な厚さを掛け、体積を算出します
等級3の場合
ランクA-2
マグシルバー
ランクB 
サニーライト
ランクF
ネオマフォーム
屋根部分 7.5m3 6.75m3 3m3
壁部分 14.4m3 12m3 6m3
床部分 4.08m3 3.4m3 1.36m3
合計 25.98m3 22.15m3 10.36m3
等級4の場合
ランクA-2
マグシルバー
ランクB 
サニーライト
ランクF
ネオマフォーム
屋根部分 17.25m3 15.75m3 7.125m3
壁部分 26.4m3 24m3 10.8m3
床部分 7.48m3 6.8m3 3.06m3
合計 51.13m3 46.55m3 20.985m3
下記m3単価を体積に掛けてみます。
マグシルバー10K サニーライト ネオマフォーム
約5,000円/m3 約36,000円/m3 約44,000円/m3
価格比  1倍   価格比  7.2倍  価格比  8.8倍 
等級ごとの材料費合計は以下の通りです。
マグシルバー10K サニーライト ネオマフォーム
等級3 約13万円 80万円 45万円
等級4 約26万円 167万円 92万円

   ここまでの説明は、断熱能力と材料費のみのご案内でしたが、
   各素材ごとの値段を見て、どうお感じになられたでしょうか?

   数値上の断熱の効果は、厚さを変える事でどの素材もいっしょになる訳ですから、
   単純に考えると金額勝負になって、順番としては

      
1着マグシルバー10K、2着ネオマフォーム、3着サニーライト

                          となるのが順当ですが・・・・・・・・果たして。


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