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株式会社夢空間研究所  代表取締役 大久保好朗
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VOL001  多能工への道 〜その1〜 2005.01.27

住宅を建築する場合、施工の工程は10を越える項目になります。

  それぞれの工程に専門の施工業者がいて、

  現場の進み具合により現場監督の指示で、各施工業者が現場に入り仕事をします。

  30〜40坪位までの一般的な木造建物の場合、

  平均的な施工期間の目安は約4ヶ月です。

  施工期間の長さでみると、大工工事の期間は約2ヶ月で最長、

  次に長いのは基礎工事で、養生期間も含め約3週間です。
  
※養生とは=そっとしておく事、基礎工事の場合は立ち上がりコンクリートで4日から1週間
その他の工事は、全面クロス貼りの場合、内装工事の約10日が最長で、

  短い工事は半日で終わるものもあります。

  元請け会社が各施工業者に発注する場合、
  
※元請け会社=お施主さんと契約する会社。元請け会社から仕事を請ける会社=下請け会社

  材料費が高価で、契約金額にしめる割合が大きいもの以外は、

  材工共の単位価格×施工数量で、算出した金額で発注します。
  
※材工共=使用材料と施工費を含んだ金額
  
  この材工共がくせ者で、都合のいい場合もあれば、

  とんでもなくコストアップにつながる場合もある訳です。

  都合のいい場合。

  たとえば汎用品の100mm角タイルを玄関廻りに貼る工事とか、
  
※汎用品=一般的な材料でメーカーが違っても、価格差のほとんどない材料

  屋根をカラーベスト葺きにする場合、汎用品カラーベストを使用する場合とか、
  
※カラーベスト=当社HPを参照下さい。

  外壁のサイディングボードを、タイル目地の汎用品にするときとか、
  
※サイディングボード=当社HPを参照下さい。

  内装仕上げを汎用品ビニールクロスにする場合とか、その他いろいろ各工種に存在します。
  

  都合の悪い場合。

  上記の例でいくと、100角タイルを輸入品テラコッタタイル300mmに変更、なおかつ施主支給。     

                             ※テラコッタタイル=素焼きのタイル、自然な味わいがある。

  
  同じカラーベストでも、建材メーカーが発売したばかりの高付加価値商品への変更。

  外壁やビニールクロスを、自然素材塗料のこて塗りに変更する場合とかです。
  
※自然素材塗料=珪藻土が代表的です。

  都合のいい場合に共通していることは、競争の激化から価格が安止まりしている点です。

  都合の悪い場合に共通していることは、使った事のない材料に対する、発注者の食わず嫌いや、

  汎用性のない建材の収まりや仕入れ価格を、積極的に研究する体質の欠如が考えられ、
  
※収まり=作業の段取りを含む施工の仕方

  結局、コストの増大を招く事になります。

  そういった体質で、仕事をこなすためには、できる限りの汎用品を使い、
  
※この場合の仕事とは=いわゆる『やっつけ仕事』

  材工共の単位価格×施工数量で請負価格を算出し、

  設計・積算時間の短縮をはかり、コスト削減への道を確立する。
  
※積算=図面より数量を算出すること。

  また完全企画型プラン、ちょっと進んで躯体構造同一プランにより、
  
※躯体構造同一プラン=主要な柱や梁、基礎、屋根等は同一で間仕切り位置の移動等が可能なプラン

  同じ仕様での年間施工数を、下請け業者に約束し、単位価格自体も落としていく。といった具合になります。

  年間施工棟数がある程度の規模である場合、汎用品建材であっても施工者に支給しているようです。 
 
  また、完全企画プランの場合は、積算の必要がない可能性もあり、積算コストを削減する事ができます。

  この場合での住宅会社のタイプは2つに分かれます。

  1つは大手ハウスメーカー、最近の傾向では、大手ハウスメーカーは消費者に、

  企画型を感じさせない企画住宅の販売に、力をいれているように感じられます。

  もう1つはローコスト型住宅会社です。
  
  『住みだし価格で1000万円の家!』とか『坪20万円代で夢のマイホーム』

  という広告を目にします。

  一定期間に、一定数量以上を販売しないと具合が悪いのは、どの商売もいっしょですが、

  ローコスト型の場合は数量のハードルが、結構高いものになっていると思われます。

  どちらのタイプも、住宅を商品として確立し、広告宣伝やマーケティングにたけている会社が多いようです。

  

  これから家を建てようという方は、

  やはり商品として確立されたものが、選択しやすいのは間違いありません。

  しかし、住宅はいろいろなパーツや、道具を使って組み上げていくものですから、

  建築屋さんが、それぞれの施工工程で使用する、パーツや道具の特性を正確に理解していれば、

  ローコスト住宅に使用するパーツを使って、世界にひとつだけの家を建てる事も可能な訳です。

  またパーツの特性への理解が深まると、建物全体のデザインや使い勝手、コストダウンの発想も、

  膨らみやすくなります。



  正確にパーツの特性を理解するためには、各工程施工マニュアルや建材カタログの研究は、

  仕事としている人間なら当たり前のこと。

  一番大切なのは、自分の手でつくってみることなんです。

  
                                          とVOL1はここまで、次回につづく

編集後記】
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 いかがでしたか?
ところで・・・
お化け屋敷で怖い思いをして、なきながら出てきたらところ、お化けのねえさんがカップヌードルを食べてるのをみたら
うちの娘もほっとするでしょう。正体が解ればどおって事ない事って、世間にいっぱいありますよね。

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