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株式会社夢空間研究所  代表取締役 大久保好朗

学生も夏休みに入り、いよいよ夏本番といったところです。 いつもの年なら、いま頃が一番暑い時期なのに
それほどでもないのは、台風の影響なのでしょうか?
VOL.022 土地の値段 その6 2005.07.26
  
とりとめもなく、土地の値段というタイトルで書いてきましたが、

住文化は地域のコミュニュティーがつくるもの、というのが私なりの結論です。

数回前に紹介したニューヨーク郊外のスカースデール村は売り物件情報ををyahooで検索するだけでも

住みやすさが伝わってくるところです。

http://www.scarsdalemura-kara.com/

上記サイトは、この村に住むキャッツ邦子さんがつくっています。

熊本出身で米国在住通算35年、PTA活動をきっかけに地域の
コミュニュティー活動をはじめられた

方のようです。特に日本との比較について書いているわけではないのですが、行政との関わりも

全く違うように感じられました。  となりの芝生は青い。 のかもしれません。

私の住んでいるエリアでは約半世紀ちょっと前までは、家の上棟は大工棟梁の指示により、

ご近所の皆さんの人力で行われていたそうです。相互扶助の精神がなければ、生きてゆけない

時代だったのでしょう。

また農村地帯ということもあり、力仕事はお手のものだったのかもしれません。

古民家の再生という建築のジャンルが存在するのは、その存在が十分に魅力的である事の証明です。

太い梁や柱、黒光りする小屋組に魅了されるのは、地域のコミュニュティーでつくられた歴史も、

大きな要素となっていると思います。


外国の話や、昔の話に学ぶところは非常に多く感じます。それをいかに現実と結びつけてゆくか、

ということが大命題です。

現状における土地や建物は、様々な規制を受ける事により、秩序を維持しています。

規制による秩序が、法治国家であると考えられますが、高度成長時代の終焉とともに、

私自身も含め、多くの人々のライフスタイルが変わってきています。

地域住文化の確立には、お上から規制ではなく、小さい単位のコミュニュティーによる約束事が

が不可欠で、ご近所のことはご近所で決められる、ご近所独立国家的発想が住み良い住文化を

形成するのに有効なのではないかと考えています。





【編集後記】
  終戦記念日が近づくと、戦争中の記録番組が放送され、当時の日本の様子を映像で見ることができます。
  昭和初期の日本人には、今とは違う生活上での価値観があったように感じます。それは時代の中で忘れ去ったのではなく、
  DNAの中に封印されただけではないでしょうか?
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