私の住んでいる地域では、組という地域の集まりがあります。
これは『となり組制度』という太平洋戦争中に出来た制度を継承しているものです。
多分この制度には法的な強制力ないと思いますが、2年ごとに持ち廻りで組長をいう役が回ってきます。
4月1日から私の番になりました。どんな仕事をするかというと、組に属する10軒ちょっとのお宅に
行政の広報を配ったり、地域の行事があるときにはまとめ役をしたり、
お葬式がでた時は喪主をサポートする役目だったりします。
あと私の組では、月に1回、組内の飲食店においてお食事会が開催されます。
各お宅のお父さんが出席して会費を納め、2年に1回旅行に行ったりもします。
むじん
私の住む地域ではこれを無尽と呼び、同級生であったりいろいろな地域団体で行われています。
ちなみに今夜は組の無尽です。
土地を購入して家を建てるとき、私の住むエリアではこの『となり組制度』についても、
考慮するのが賢明です。
居住用に土地の売買があまり行われない地域で、1・2区画の分譲地を購入する場合、
近隣とのつきあいについて用心しながら考えなければなりません。
大規模な団地に住んでいて自治会にうまくなじめない事も土地購入の理由のひとつ・・・
というタイプの方が、土地を購入する場合は、
新規分譲地内でコミュニュティーの形成できる戸数が確保されている
物件がおすすめです。(私の住むエリアでは5軒程度以上でしょうか・・・)
なぜ、そうなのか? 私は人つきあいに自信がある。とお考えになる方もいらっしゃると思いますが、
この『となり組制度』というものは、社会生活を送る上で大切にしなければならないコミュニュティーの単位で
ある事は間違いないのですが、先人からの慣習(しきたり?)が強く残っている場合が多く、
組を構成する方々も改善の余地あり、と思いながらもなかなか言い出せないというのが現状のようです。
ただ、その慣習に従う事で一定の秩序が保たれる事も事実です。
『となり組制度』が、いいとか悪いとか、改善しなければならないとかではなく、
近隣のご家庭との間合いの取り方のバランスが、
住みやすい地域をつくるのに不可欠な事柄じゃないかな?
と感じている今日この頃です。
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【編集後記】
春眠暁を覚えず。と言う言葉を聞くだけで、催眠術にかかったように瞼が重くなってしまいます。
お昼ご飯を食べて、少し時間がたつと シュンミン シュンミンと誰かにささやかれているようです。
窓を開けて空気を入れ換えてみようかな・・・・・
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