2月の上旬にスタイルハウス編集部の方から出稿の依頼を受け、原稿を書きました。
掲載誌「住みたい家まるごと1冊シリーズ vol.1」
2005年2月25日発売きっとまだ売っています。
是非ご覧になって下さい。
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VOL.008木造軸組工法とツーバーフォー その3〜畳と床板 |
2005.03.17
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最近の新築住宅では、和室が少なくなったような気がします。
お施主さんからの要望なのか、作り手が提案しないのか、どちらなのでしょう?
私の自宅も和室がありません。計画をたてているときも全然考えていませんでした。
和室って不要なものになったのでしょうか?
私のリビングでの過ごし方は、ソファーを背もたれにしてカーペットに座っています。
この時期だとカーペットの上のこたつ入って、ウトウトというか完全に寝てしまう事もよくあります。
リビングの床はフローリング材なのですが、実は畳にしておけばよかったな、と思っています。
昨年の秋口にフローリングから畳への床面の改装工事を思い立ち、ちょっと計画を立て始めたのですが断念しました。
その理由が、根太と根太レス合板に関わってくるのです。
根太を使った床構造の場合、根太の断面寸法の高さを調整する事により、部分的に床高さを調整する事が出来ます。
たとえば畳(厚み40mmから60mm)とフローリング床(厚み12mmから18mm)を
フラットに仕上げる(バリアフリーなどともいわれます。)場合などのとき、根太が非常に有効です。
ただ、2階床仕上げを桁・梁の上に直接、根太レス合板を貼った上にフローリング床という収まりのほうが、
施工時間が短縮でき、コストダウンにつながりますが、床面を部分的に畳にするような改装工事の必要が
発生した場合、非常にやっかいです。床高さが畳部分だけ、高くなってもいい場合でしたら、畳をペッタっと置いて、
廻りに框でも施工すればOKですが、フラットに仕上げるためには
(框=カマチ、側面を隠すための化粧材)
2階床全体を畳の高さに合わせなければならなくなります。
根太床と根太レス床ではどのくらい価格差があるのか?については、
いずれ当社ウェブサイトにて検証したいと思っています。
将来、畳に変えるかもしれないから、2階床は断面寸法の大きい根太床にしよう。
と考えて家を建てる人はあまり一般的ではない気もしますが、
ちょっと私の畳床改装計画があったもので書いてみました。
畳を和室のものとしてとらえるのではなく、床材として考えると、また家つくりの発想もひろがるな・・・・
と考える今日この頃です。
ちなみに我が家の2階床下地は根太レスと同じパネル式ですが、防音面からALCパネルにしました。
カタログには、効果が高いとありましたが、音の種類によっては、かえって増幅されているような気もします。
カタログ数値による快適性と使用する人の聴覚などを含む体感は、
必ずしも一致していないなあという事は体感出来ました。
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【編集後記】
今週もまだまだロン毛挑戦中です。今日床屋にいこうと思ったのですが、もったいない気がしてやめてしまいました。
もみあげの部分の収まりが悪く、どうしたものかと思っているところです。
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※建築という仕事 もしも自分が施主だったら・・・
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