2月の上旬にスタイルハウス編集部の方から出稿の依頼を受け、原稿を書きました。
掲載誌「住みたい家まるごと1冊シリーズ vol.1」
2005年2月25日発売是非ご覧になって下さい。
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VOL.007木造軸組工法とツーバーフォー その2〜根太レス合板って便利だね。 |
2005.03.09
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ネダ
根太と呼ばれる木材をご存じでしょうか?
右写真のように施工し、床面を下から支えます。
根太の相互間隔は303mmか455mmが一般的です。
軸組工法の場合、断面の形状はh45〜105mm
巾は45mmのものが主流です。
ツーバイフォー工法の場合で、梁の施工が無い場合、
ツーバーフォー工法でも壁の相互間の距離が一定以上の場合、梁の施工をします。
断面の形状はh184〜286mm、巾は38mmです。
ちなみにツーバイフォー工法で使用する木材は、
呼称
ツーバイフォー= 204=断面38mm×89mm
ツーバイシックス= 206=断面38mm×140mm
ツーバイエイト= 208=断面38mm×184mm
ツーバイテン= 210=断面38mm×235mm
ツーバイツエルブ= 212=断面38mm×286mm
の5種類です。
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ツーバイシックスと呼ばれる建物は、壁に使う木材を206材で構成するやり方で、
204材に比べ壁厚が51mmほど、厚くなります。
今回のテーマは根太レス合板って便利だね。ですが、まずは根太レス合板の説明から、
根太レス合板とは、読んで字のごとく根太の施工が必要無い合板の事です。通常、床下地用の合板の場合、
厚さが12mmのものを使用しますが、根太レス合板は厚さが24mm〜28mmです。面の強度がアップしますので、
上写真の土台と大引の相互間隔が910mm以下の場合、根太の施工を省略出来ます。
1工程省略できるので、現場での施工時間の短縮がはかれます。また表面もわりときれいなものが多く、2階の床を
施工する場合、梁の上に直接施工し、1階の天井を張らずに仕上げるという施工もよく見かけます。
施工コストダウンと、デザイン的にも面白くなり合理的な方法ではないかと思います。
この施工方法は、ざっくりと表現すると、ツーバイフォー工法の床バージョンです。
ここ数年、様々なタイプ(透過湿度・防水効果とか)の構造用合板が流通するようになり、
ツーバイフォー工法における構造用合板での耐震性の確保という目的だけではなく、
軸組工法に利用する事で、建物の耐久性・断熱性・気密性等の向上をはかれ、
なおかつ現場での施工時間短縮効果も期待できます。
なんだか、根太が悪者になるような結論になりそうですが、そうとも限らない事もあるんですよ・・・・・
続きは次回に。 |
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【編集後記】
現在ロン毛挑戦中です・・・床屋さんに行く機会を逸してしまいそのままにしているんですが、髪の毛をあまり長くしたことがないので、
いい機会かな? などとも思っています。まだらな白髪がどのようになるのでしょうか・・・
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