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大正時代築と思われる建物の大改造(リノベーション)
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屋根は、杉板の野地板・杉皮・粘土質の土・和瓦という収まりになっていました。
雨漏りのカ所は、杉板が薄かった部分が腐食したのが原因です。
80年以上の時間が経過していること考えると、自然素材だけの屋根施工のパワーに圧倒されます。

和瓦を撤去した屋根

屋根の土を落とし、モルタル壁を撤去した様子
点線で囲んだ部分の野地板は
とても80年経過したものとは思えませんでした。

屋根を撤去したところ
陸屋根施工はツーバイテン材を根太として行います。
モルタル外壁を撤去すると、もとの真壁が、ざら板の下に見えます。
モルタル撤去時にほとんど、ざら板に損傷がなかったため、
この上に針葉樹合板−防水シート−サイディングボードという施工にします。
真壁とざら板の間に約15mm程のクリアランスがあるため、これを通気層として使います。

※サイディングボードの施工については「外壁工事計画」をご覧下さい。

構造木材は日焼けによる変色があるだけで
腐り等の劣化がなく、十分使用できると判断し
そのまま使用する事にしました。